しかし、まだまだ普及率が低く、存在すらあまり認知されていない残念な状況です。
BS4K放送が「誤解されがち」なこともその一因かもしれません。
誤解されやすい事項を下記にまとめました。
【誤解1】「今4Kテレビを買ってもBS4K放送は映らない」
すでに各社から「4Kチューナーが内蔵されたテレビ」が発売されています。「4Kチューナーが内蔵されていない4Kテレビ」をすでに持っている場合は、
単体の4Kチューナー機器(2万数千円〜)を買ってつなげば視聴できます。
【誤解2】「対応する4Kテレビを買うには20〜30万円もかかる」
7万円台で買えます。下記の43インチの「4Kチューナー内蔵テレビ」の最安値も7万円台です。
【誤解3】「新しいアンテナを立てないと見られない」
NHK BS4K、BS朝日4K、BS-TBS 4K、BSテレ東4K、BSフジ4Kの5つの放送局は現在BS放送を視聴できている家庭であれば
基本的にアンテナ交換不要で視聴可能です。
アンテナレベル(信号の強度)に問題がなければ、
アンテナケーブルを特別なものに変更する必要もありません。
今テレビに繋がっているアンテナ線を
対応機器につなぐだけでOKです。
【誤解4】「BS4K放送を見るには高い月額料金が必要」
いりません。民放の5局は無料です。NHK BS4K/8Kは、今までと同じ額のBSの受信料で視聴できます。
4K/8Kのための追加料金はかかりません。
【誤解5】「民放のBS4K放送は従来のBS(BS2K放送)とまったく同じ編成」
TBSとテレ東は、BS2K放送とは異なる番組をたまにやります。フジはまったく同じ編成とのこと。
朝日もまったく同じ編成……だと思いますが確認中です。
→BS4K各局の放送編成
【誤解6】「人間の目では2Kも4Kも見分けがつかないから買う意味はない」
小さい画面では見分けがつきにくいでしょうが、画面が大きければ大きいほど差が歴然と分かります。
何しろ映像を描画している点々の数が4倍になっているのですから。
今32インチのテレビで2Kの映像を見ている人は、
64インチ(通常販売されているのは65インチ)のテレビで4K映像を見れば
今と同じ細かさ(今までの32インチのテレビを4台「田」の形に並べた状態)で
さらに細部を描画した映像を鑑賞できます。
今32インチのテレビで2Kの映像を見ている人が
同じ距離で64インチの2K映像を見たら
「粗くなった」と感じてしまうことでしょう。
【誤解7】「4Kチューナー機器をテレビにつなぐときには『プレミアムHDMIケーブル』が必須」
ケーブルが粗悪品でなければ、「ハイスピードHDMIケーブル」で大丈夫です。表示に問題があるときは「プレミアムHDMIケーブル」を試してみましょう。
【誤解8】「対応レコーダーがないとBS4K放送は録画できない」
ほとんどの4K放送対応テレビ(または4Kチューナー)には、外付HDDをつなぐだけで録画できる機能が付いています。
【誤解9】「4K放送目当てで大きなテレビに変えると電気代が高くなる」
そうとは限りません。現在発売されている43インチ以上の大型テレビの中には
十年前の32インチテレビよりも消費電力が低いものがたくさんあります。
そのような機種に買い替えれば逆に電気代が安くなります。
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